イギリス旅行記~2日目②

2日目全体地図

ロンドン橋(London Bridge

ロンドン橋のたもとへ。

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よくタワーブリッジと混同されるロンドン橋さんである。
昔はよく新潟市とロンドンを比較していて、テムズ側が信濃川であれば、タワーブリッジは万代橋、ミレニアムブリッジは柳都大橋だと思っていた。ロンドン橋は八千代橋か昭和大橋といったところだ。とにかく何の変哲も無い普通の橋。

なお雨が降っていることをおわかりいただけるだろうか。
さっきはあんなに晴れていたのに。
これまでもほんの数瞬だけ小雨がぱらつくことはあったが、ここに来て強く降り出した。

ここからの観光は全て傘を片手にしなければいけないのかと嫌な気分になったものだったが、道行く人々を見ていると傘を差している人は本当に数える程度で、スーツをびしょびしょに濡らしながら堂々と男らしく闊歩している人が多かった。「イギリス人は傘を差さない」、なるほど確かにそのとおりのようだ。

バラ・マーケット(Borough Market)

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食品の小売市場、と説明されるが、そこにお祭りの屋台が追加されている感覚がいちばん近いかな。いわゆる花の「バラ」の市場ということではない。
日本語では「バラ・マーケット」という表記になっているが、僕の耳には「ボロ」と聞こえてる。

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Kappacasein Dairy
 Raclette £7

「映え」の一族である。インスタやtwitterで存在を知っていたが、店名や位置情報共有してくれている人がいなくてちょっと場所を探した。

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Pale Ale £4.75
そのへんの売店で買った。

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spelt=小麦とキノコやスパイスを混ぜて炒めた?何か £7
リゾットやチャーハンを想像すると違う。

表面的に塩気の効いた、浅い味わいだった気がする。

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Bread Ahead Doughnuts £7
映えの一族その2。
売店はどこも行列だったので妻と手分けして並んで買うことにしていた。

妻「ねえ、わたし一人で英会話で買えたよ。褒めよ!」
僕「それはすごい! どんな会話したの?」
妻「this one, and chocolate one,please!」(指差しながら)。

メリック・スクエア(Merrick Square)

バラマーケットから南下しメリックスクエアへ。

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映画みたい、と思われたならその直感は当たっている。
ここは『プーと大人になった僕』(原題『Christopher Robin』)のロケ地とされている場所だからだ。

www.sceen-it.com

立ち並ぶ家屋はクリストファーの家のモデルで、まさにプーと再開を果たす公園こそが、このメリックスクエアだと思われる。

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しかし残念なことにあの背中合わせのベンチは無かった。
撮影用のセットなのか、はたまた実際のロケ地はまた違うところなのだろうか。
……あと、馬の糞臭かったw

プーと大人になった僕 (字幕版)

プーと大人になった僕 (字幕版)

  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: Prime Video
 
ロンドンブリッジ駅(London Bridge Station)

再び北上し、London Bridge Stationへ。

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シャード(The Shard)を前にして一枚。

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駅ビルに入っていたHamleys(体験型おもちゃ屋)をひやかしたりトイレに並んだりして、Maze HIll Stationへ。
15:15頃。

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グリニッジ天文台

このへんの家屋、語彙が死んでしまうが、とてもおしゃれ。

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天文台は丘のようになっている。

想像以上に広大。

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丘を登りきってから振り向くと、遠くに大都会が見える。

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ロンドンは他の欧米諸国に較べても高層建築物が伝統的に少なかったようで、実際にその代表のようなシャードも2012年竣工と比較的新しい。
この光景は近年になって急に形成されてきた景観ということになるだろう。

グリニッジ天文台Royal Observatory, Greenwich

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本初子午線の基準となったグリニッジ天文台
訪れたのはそのうちのFlamsteed Houseとなる。
構内には歴史的遺物の展示などがあり博物館を兼ねているほか、敷地内の地面にはグリニッジ子午線が表現されている。

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これを跨いで立つことで東経西経両方に同時に脚を踏み入れることになる……という認識で、周りに倣ってこんなことをしてしまう。

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しかしこれを書くまで知らなかったのだが、俗にいうこのグリニッジ子午線が本初子午線として用いられていたのはそれなりに昔の話らしい。
現在は、IERS子午線というのが本初子午線となっているとのこと。

グリニッジ子午線 - Wikipedia

確かに、Google Mapで見ると経度0度はグリニッジ子午線の100mちょい東にある。

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博物館ではたまたま日本人ツアーの団体客がいて、現地ガイドの説明が耳に入ってきたりした。

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外に出る頃には青空が広がっていた。
時刻は16:40頃。

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